【出張整備とは?】整備士の副業として注目の出張整備について徹底解説!

出張整備とは、整備士が依頼先へ直接訪問し、車検や整備作業を行うサービスのことです。

近年、この出張整備を副業として始める整備士が増えており、元整備士の私自身もその広がりを日々実感しています。 

はじめまして。元整備士の佐藤と申します。現場で整備士として働いた経験を活かし、 今は自動車整備士専門の出張整備サービス「U-match」の運営に携わっています。 

「整備の仕事は好きだし、経験もそれなりにある。でも、スキマ時間を使ってもう少し収入を増やせないだろうか」
——そう考えている30代・40代の整備士の方は、決して少なくありません。
この記事では、整備士にとっての出張整備という働き方について、仕事内容から始め方まで詳しく解説します。 

出張整備とは? 

出張整備とは、ディーラーや整備工場、カー用品店などの依頼先へ整備士が直接訪問し、車検や点検、整備作業等を行うサービスのことです。普段勤務している工場やディーラーの中だけで完結する仕事とは違い、案件ごとに異なる現場へ足を運ぶのが特徴です。

整備士にとっての出張整備は、いわば「これまで培ってきた技術を、勤務先以外の場所でも発揮できる働き方」といえます。特別な研修や新しい知識の習得を必要としないため副業としてのハードルが低く、30代・40代の整備士を中心に登録する整備士が増え、注目を集めています。

出張整備とはどんな仕事内容?案件の具体例

出張整備の仕事内容としては、整備士がディーラーや整備工場、カー用品店などの依頼先へ足を運び、次のような作業を行います。

車検・法定点検

・車検整備
・12ヶ月点検・24ヶ月点検
・ブレーキ・足回り点検
・半年点検
・スケジュール点検

一般整備

・エンジンオイル・オイルフィルター交換
・バッテリー交換
・タイヤ交換
・ブレーキパッド交換
・ベルト交換
・ワイパー交換

重整備

・エンジン交換載せ替え・修理
・クラッチ交換
・サスペンション・足回り交換
・タイミングベルト交換

リコール対応

・各メーカーのリコール作業

電装品取付

・カーナビ取付
・ETC取付
・ドライブレコーダー取付
・バックカメラ取付
・スピーカー取付・交換

新車の用品取付

・電装品の取付
・バイザーやエアロ取付
・その他用品の取付

納車準備

・外装洗車
・室内清掃
・サイト掲載用の写真撮影

etc.

作業する車両は、国産乗用車、輸入車、小型~大型トラックまで

見ての通り、普段の整備業務とほぼ同じ内容となっており、案件によっては半日〜1日程度で完結するものも多く、月1回からの相談が可能なところも増えているため、本業との両立もしやすくなっています。

整備士の写真

出張整備をはじめられる人の条件

国家整備士資格をお持ちの方は、出張整備の副業を始めるうえで大きなアドバンテージがあります。資格があれば対応できる作業の幅も広く、多くのマッチングサービスで案件を紹介してもらいやすくなります。

ただし、資格を持っているからといって、どんな案件でもすぐに対応できるとは限りません。案件によっては特定の車種やメーカーの知識が求められることもあるため、事前に作業内容や必要なスキルを確認しておくことが大切です。

また、資格証明書の提示を求められるケースもあるため、資格証や整備士手帳はすぐに提示できる状態にしておくと安心です。

利用するサービスによって異なりますが、U-matchでは作業着(つなぎ)と基本的な工具のご準備もお願いしています。

なお、国家整備士資格をお持ちでない方でも、電装品取り付けや一般整備の実務経験が3年以上あれば、登録を受け付けているマッチングサービスもあります。

資格の有無だけで諦めず、まずは実務経験を伝えてみることをおすすめします。

出張整備を始める前に知っておきたい法律

出張整備の副業を始めるにあたっては、いくつか知っておきたい法律面のポイントがあります。

「出張整備」と聞くと、「法律的に問題ないの?」と気になる方もいるかもしれません。

結論として、出張整備そのものが違法というわけではありません。
ただし、整備する内容によっては、道路運送車両法に基づく「認証」が必要になる場合があります。

たとえば、エンジンやブレーキなどの取り外しを伴う「特定整備」を事業として行う場合は、原則として地方運輸局長の認証を受けた「認証工場」である必要があります。

一方で、特定整備に該当しない点検や軽整備などについては、認証が不要なケースもあります。

また、2025年6月30日からは「訪問特定整備制度」が始まり、一定のルールのもと、認証工場がユーザーの自宅や事業所などへ訪問して特定整備を行うことも可能になりました。

そのため、出張整備を始める際は、「出張で整備できるか」ではなく、「どの作業を、どのような体制で行うのか」を確認することが大切です。

本業を続けながら行うメリット

出張整備を副業として行うことには、次のようなメリットがあります。

これまでの技術がそのまま収入に変わる 

車検・点検・用品取付など、普段行っている作業内容がそのまま出張整備に活かせるのが、出張整備の強みです。動画編集やプログラミングのように、まず知識やスキルを一から身につける必要がない点は、忙しい整備士にとって大きなメリットといえます。

スケジュールは自分のペースで決められる

月に1〜2回、休日の数時間だけ稼働するといった働き方も可能です。決まった時間に縛られる仕事ではないため、家族との予定を優先しながら、無理なく副収入を積み上げていけます。

将来の選択肢が広がる 

今すぐ転職や独立を決める必要はありません。ただ、複数の依頼先や案件と関わっていくうちに、「将来はもっと自由な働き方もできそうだ」という新しい可能性が見えてきたと話す整備士も多くいます。

整備士のd

出張整備の案件は実際どんな流れで進む?

出張整備と聞くと、当日の流れがイメージしづらいという方も多いかもしれません。案件によって内容はさまざまですが、たとえば休日の午前中を使って依頼先へ訪問し、車検や点検作業を数件こなして昼過ぎには終了する、といったパターンがや用品取付のみの案件であれば、3〜4時間程度で完結することもあります。

事前に作業内容や所要時間の目安を共有してもらえる案件がほとんどのため、「行ってみたら思っていたより長引いた」というミスマッチも起こりにくくなっています。まずは短時間・単発の案件から試してみて、慣れてきたら少しずつ稼働日数を増やしていく、という進め方をしている整備士も多いようです。

出張整備の案件を見つける方法 

出張整備の案件を探すには、整備士専門のマッチングサービスを利用するのがおすすめです。

私が運営に携わっているU-matchでも、自動車整備士専門の出張整備案件をご紹介しています。現場での経験があるからこそ、案件をご紹介する際には報酬や作業内容だけでなく、実際の働きやすさまで意識してご案内するようにしています。

U-matchには現在、6000名以上の整備士の方にご登録いただいており、年代は30代が中心で、フリーランスとして働いている方や、本業を続けながら休日を活用したいという方に多く登録いただいております。

エリアも全国に広がっており、単発のスポット案件から継続的な出張整備まで、希望に応じた案件を選べるのが特徴です。フリーランスの方には、安定して案件を受けながらしっかりと稼働できる働き方を、副業の方には、本業のスケジュールや負担を考慮し、無理なく両立できる働き方をご提案しています。

登録の際は、希望するエリアや保有資格、得意な整備分野、働ける日程などを伝えるだけで案件を紹介してもらえるため、自分から営業活動をする必要はありません。まずは登録だけしておき、条件に合う案件が出てきたときに検討する、という使い方をしている方も多くいます。

まとめ|出張整備は整備士の経験と技術を活かせる働き方

出張整備とは、これまで整備士として培ってきた経験や技術を、そのまま副業として活かせる働き方です。転職や独立を考えているわけではなく、「今の生活を少し豊かにしたい」「スキマ時間を有効活用したい」と考えている整備士にとって、非常に相性の良い選択肢だと感じています。

「副業に挑戦してみたいけれど、何から始めればいいか分からない」という方は、まずはU-matchへの登録から始めてみてはいかがでしょうか。

これまでの整備士としての経験を、次の一歩に活かしてみてください。

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