「出張整備」を副業として始めたいと思ったとき、多くの方がまず気になるのが資格の話ではないでしょうか。出張整備に資格は必要なのか、今の自動車整備士資格だけで対応できるのか気になっている方も多いはずです。
自動車整備士専門の出張整備サービス「U-match」の運営に携わっています。元整備士の佐藤と申します。

整備士の副業、フリーランスとして近年注目されている「出張整備」という働き方を知り、「自分の資格や経験でも通用するのか」「資格以外に何が必要なのか」と情報を探している方に向けて、この記事では出張整備と資格の関係を詳しく解説します。
出張整備という働き方
出張整備とは、整備士がディーラーや整備工場、カー用品店などの依頼先へ直接訪問し、車検・点検や整備作業を行う働き方です。
短時間で終わる案件も多く、休日を利用して取り組みやすいことから、資格や実務経験を活かした副業として関心を集めています。どの作業まで対応できるかは、次に説明する資格や実務経験によっても変わってきます。
出張整備に資格は必要?国家整備士資格との関係
出張整備を始めるにあたって、多くのマッチングサービスでは自動車整備士資格の有無を確認しています。国家整備士資格をお持ちの方は、対応できる作業の幅が広く、案件を紹介してもらいやすいのが実情です。これまで取得した資格が、勤務先を離れても評価されるというのは、副業を検討するうえで心強いポイントだといえます。
ただし、資格を持っているからといって、どんな案件にもすぐ対応できるわけではありません。案件によっては特定の車種やメーカーの知識が求められることもあるため、事前に作業内容を確認しておくことが大切です。また、資格証の提示を求められるケースもあるため、整備士手帳などはすぐに提示できるようにしておくと安心です。
<必要な資格・持っていると有利な資格まとめ>
資格・免許 必要度
| 普通自動車運転免許 | ★★★★★(絶対必要) |
| 自動車整備士資格 | ★★★★☆(必須級) |
| 低圧電気取扱業務特別教育 | ★★★☆☆ |
| 自動車検査員 | ★☆☆☆☆ |
| 大型自動車免許 | ★☆☆☆☆ |
| 危険物取扱者(乙種第4類) | ★☆☆☆☆ |
資格がなくても出張整備はできる?
「国家整備士資格を持っていないと出張整備はできないのでは」と思われがちですが、実はそうとは限りません。利用するサービスによって異なりますが、U-matchでは、国家整備士資格をお持ちの方だけでなく、資格がなくても電装品取り付けや一般整備などの実務経験が3年以上ある方を対象に登録を受け付けています。
長年現場に立ち、実務の中で技術を磨いてきた方にとって、資格の有無だけで判断されないのは大きな意味を持ちます。資格がないからと諦めるのではなく、まずは自分がこれまで積み重ねてきた実務経験を振り返り、どのような作業に対応できるかを整理してみることをおすすめします。
なお、エンジンの脱着やブレーキの取り外しを伴う「重整備」は、道路運送車両法上「特定整備」に該当し、事業として行う場合は認証を受けた事業者でなければ対応できません。個人の整備士が資格だけで単独対応できるわけではなく、依頼先が地方運輸局長の認証を受けた認証工場および指定工場(民間車検場)であるか、その管理のもとで作業する体制になっているかも、資格とあわせて確認しておきたいポイントです。

「今の資格や経験で通用するのか」という不安について
資格や実務経験を十分に積んでいても、「本当に自分にもできるのだろうか」と一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。私自身、整備士として現場に立っていた頃は、副業といえば畑違いの分野に挑戦するものだと思い込んでいました。
しかし出張整備で求められるのは、特別な資格や新しいスキルではなく、これまで自動車整備士として積み重ねてきた資格・実務経験そのものです。普段の業務でこなしている作業がそのまま仕事内容になるからこそ、始めてみると「思っていたよりできることが多かった」と感じる方が多いのだと思います。まずは自分の資格や実務経験がどう評価されるのか、登録の段階で確認してみるとよいでしょう。
出張整備を始めるために必要な工具
出張整備では、資格や実務経験に加えて、意識しておきたいポイントがあります。
それは、依頼先ごとに使う工具や設備が異なる場合があることです。普段使い慣れている工具を持参できるようにし、特殊な機材が必要な重整備などは、依頼先に設備が用意されているか事前に確認しておきましょう。作業着など基本的な身支度も忘れずに準備しておくと安心です。
利用するサービスによって異なりますが、U-matchでは工具について、基本的なものを一通り揃えておくと安心です。
【基本工具】
・ラチェット
・エクステンションバー
・ボックス
・メガネ
・スパナ
・+-ドライバー
・プライヤー関係
・デプスゲージorノギス
・電動インパクト(あれば尚良し)
【一部車種の整備での必要工具】
・11×13mmのメガネレンチ

資格や実務経験を活かせる案件と出会うには
求人サイトで「副業」「出張整備」といった条件から探すこともできますが、効率よく自分に合う案件を見つけたいなら、整備士専門のマッチングサービスに登録しておくのが近道です。
私が運営に携わるU-matchの特徴は、資格の有無だけでなく、これまでの実務経験も踏まえたうえで案件をご紹介しております。
また、自分から案件を探して営業する手間がかからないため、本業が忙しい方でも無理なく続けられます。U-matchでは、現在U-matchには30代の方を中心に、6,000名以上の整備士の方にご登録いただいております。 フリーランスとして活動する方から、本業を続けながら休日だけ副業をしたい方まで、様々な働き方を叶えられるサービスとしてご利用いただいています。
国家整備士資格をお持ちの方はもちろん、資格がなくても実務経験3年以上の方なら登録いただけます。
まとめ|資格や実務経験を活かして出張整備という選択肢を
出張整備は、これまで整備士として培ってきた資格や実務経験を、そのまま副業として活かせる働き方です。国家整備士資格をお持ちの方はもちろん、資格がなくても一定の実務経験があれば挑戦できるチャンスがあります。
「資格や経験があれば自分にもできるのだろうか」と迷っている方は、まずはU-matchへの登録から始めてみてはいかがでしょうか。
これまで培ってきた整備士としての知識や経験を活かして、新しい働き方に挑戦してみませんか?





